株式会社ＬＩＸＩＬ主催　高齢者居住施設セミナーに参加させていただきました。

講師は矢作　聡（やはぎ　あきら）先生（福祉環境アドバイザー）。
高齢者居住施設の水回り設計を中心に、事例交えながら、介護を受ける方 の目線、スタッフの目線の両方から、より快適でしかも使いやすい住環境の大切な提案ポイントをお話し下さいました。

例えば、趣味の工房や、図書コーナーも、一人の時間を愉しむ大切な工夫です。
薬を飲むことが増える、転びやすくなる
・・・その段階は様々ですが、本当に介護が必要となったとき、排せつが重要な問題です。
特に施設の場合、感染対策に十分留意しなくてはなりません。
設備を使用するときのスタッフのスムーズな動線、腰痛を起こさないような高さ。
スタッフ側のストレスを軽減することも、施設のサービスを提供するために重要な内容です。
使い易さのための必要なスペース、間口、適切なレイアウトなど、具体的なわかり易いご説明がありました。
また移動能力に応じたトイレ、浴室の設計、そしてさらに、緊急時の避難計画も大切です。

今回のお話は、高齢者居住施設の内容だったのですが、私たちの住まいに関しても配慮<するべきことだと思いました。
高齢化が着実に進んでいます。
これからもユニバーサルデザインが基本です。

どこまで将来に備えるかを考え、身体状況に配慮しながら、”快適で安心できる”住まいを目指したいと思います。