インテリアデザイン  ATELIER SOU ( アトリエ ソウ )

◎日々のこと


2014.1.19
和建具のこと その1  - 襖 ・ 障子 -

障子の貼り替え・・・懐かしい記憶です。

割烹着(ここはエプロンではなくて、かっぽうぎ)の母が、

水をつけてふやかして、手際よくペロンと剥いで・・・

(あるいは子供達が思いっきり破いて・・・この時だけは悪戯も叱られにくい状況だったような・・・)

ピンと貼りかえられた新しい障子紙の鮮やかな白が、新鮮で、おごそかで。

新しい年を迎える準備のひとつだった時代です。


現代では、和室も少なくなってしまいましたが、襖や障子の和建具は、

実はインテリアの大切な要素なのです。



れは、京都の美山荘のお部屋です。

引手の横ラインにアクセントのボーダーが入っています。


   

これはマンションのモデルルームの襖です。

縦にアクセントを使い、モダンな壁クロスを襖紙として貼っていただきました。



輸入壁紙を貼らせていただきました。

不織布の壁紙です。モダンな和のイメージです。

籠目のような流れる模様、渋い色使いに和を感じます。

魔よけの意味もある、籠目。全体的にはとても落ち着いた印象になりました。





桂離宮の景色を切り取る障子、大胆でモダンな襖。

素敵ですよね。引手のデザインも巧みです。


和の建具、障子と襖。

外と中、中と中、繋ぎながら仕切りながら、

色や形、素材をもっと愉しみたいですね。



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