◎日々のこと
2014.6.13 | 大光電機新作発表会見学 |
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バスに乗せていただき、6月11日高松での大光電機新作発表会にうかがいました。
実物を確認すると、質感や、光の感じがよくわかります。
LEDというランプを使った照明器具が数多く展示され、
LDK空間、寝室などの照明手法を実際のスケール感で見ることが出来ます。
ペンダントなどもデザイも豊富に揃い、薄いものはより薄く、小型化されたものが多くみられました。
また間接照明という手法も、多くのシーンを実際に様々な手法で表現されていました。
高い天井を持つリビングやダイニングなどの空間をより魅力的に魅せる照明手法説明も
丁寧にわかりやすく、たくさん準備されていました。
寸法まで詳しく描きこまれています。
すっきりとした細身のスタンドなど新商品の展示がありました。
下の写真の奥のフロアスタンド。細くて綺麗!用の美です!
しかも、床面の低い灯りと、少し高い位置の壁・天井に回す柔らかな灯りとを2種類合わせて備えています。
実はこれ、お客様からのご相談に応えて私も提案させていただいていたものです。
実際に見ることが出来、確認し、自信を持って提案できました。
場所を取らず、細いけれど、上下に明るい灯りを持つスタンド、いいですね。
ご寝室には、写真手前の、床を照らす灯りと天井のみに絞り込んだ灯りの2タイプのものが、
より落ち着いた感じになります。
大光電機の社長様の和やかなお話のあと、
講師の方から、ミラノサローネ2014の報告、天井や壁を綺麗に魅せる照明手法のお話がありました。
充実のセミナーと展示会でした。ご案内くださったメーカーの皆様、宮地照明の田部様、ありがとうございました。
このセミナーバスツアーの前に、丹下健三氏設計の現場見学もさせていただきました。
県営一宮団地です。住民の方が暮らしていらっしゃる団地を外から眺めて歩きました。
その造形、連続する形や線、緑の扱い、うっとりするほどの美しさです。
順次、外部塗装を工事されているそうですが、白く美しくなったものは、まるで今まさに完成したようなモダンさ。
でもやはり、古い味のある外壁、時を感じ、人の暮らしの積み重ねを感じる外壁が、
なんといっても いい!のです。
手すりの感じ、わかります?
右の手すりは、きっと最初のデザイン。左の手すりは後から加えたものでしょうか?
いいでしょう、右の手すり。
棟のNO表示も、全てがデザインされて、ここちよいです。
松山でも、いまマンションが沢山建っています。
芋ようかん(好きです、お芋)風の、効率のいい経済的な造りのものが殆どです。
今回見学させて頂けた団地の、なんてあたたかい、凛とした佇まい。
巧妙な空間構成、ひと、その暮らしを配慮したスケール感、文明として偉そうな感じもなく実にあたたかい。
なのにかっこいい、美しい、飽きない。
見る角度でその表情を変え、いつまでも歩いていたいと思いました。
幸せな一日でした。