インテリアデザイン  ATELIER SOU ( アトリエ ソウ )

◎日々のこと


2018.7.17
N様邸マンションご改装工事

4月にご相談いただいていたご改装工事のインテリア提案。

とても80歳とは思えない若々しくおしゃれなN様。

戸建ての立派な和風建築のお住まいから、

お嬢様のお住まいに近い、中古マンションに移られることに。

一緒に持って行きたい家具や調度品の寸法をを測り、リストを作製。



平面図に落とし込みます。

何度かお打合せを重ね、家具配置、ご改装内容がまとまり、

衛生設備、照明、内装、収納、窓回りの計画・・・細かいところもご決定いただき、

7月17日、N様邸マンションご改装工事が始められました。

建具の不具合、使い勝手のチェックはもちろんですが、

大切なのは、今後の暮らし方、どう暮らされたいのかをお話をうかがいながら進めました。


例えば、トイレの天井際まで高い収納ボックス。

手が届きません。ですが、なんだか無駄な収納の箱に圧迫感を感じます。

タオルハンガーの幅。

袖壁から飛び出していて邪魔なように感じます。



天井照明の明るさ、のびやかな印象ですが、N様のお好みではありませんでした。

ニッチの幅も、飾るものを制限してしまっています。

そして正面の目立つSW。是非、『飾る場』からは遠ざけたい!

フォ-カルポイントにある、ニッチ用ダウンライトのSWを動かせるか?



リビングの壁面収納も、豪華ですが、撤去して綺麗な壁を作り、お手持ちの家具のスペースとするべきか。

カーテンレールの取付高さが低く、このままでは綺麗ではないのでは?

そのためにエアコンを移動させるか?照明手法はどうか、位置をずらせるか?


・・・いろいろなこと、ご説明し、ご相談申し上げながら、改装工事の内容は決まっていきました。


思い出の桜製作所の座卓は、脚を変えダイニングテーブルに。

同じく桜製作所の玄関収納は、背板や底板を化粧し、再塗装などののち、また収納家具としてメンバーに加わります。

ご改装工事開始より前に、懐かしい家具たちは、

すでに引き取られ、新しいお住まいに移る前のメンテナンスに入りました。

新しく製作されるダイニングチェアは、納期2か月ほど、改装工事完成に合わせて納品予定です。


お手持ちのドレープカーテンはクリーニングに出され、縫製しなおして、新しいお住まいを彩ります。


工事届けを管理組合に提出し、ご近所にお住いの方々にご挨拶し、

N様ご夫婦の『元気に』、『楽しみに』、お住まいを移っていただくご改装工事、始まりました。

インテリアデザインの出来ること、やれること、精一杯!

2か月もすれば、完成します。



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