インテリアデザイン  ATELIER SOU ( アトリエ ソウ )

◎日々のこと


2018.10.7
T様邸リノベーション(2)

ゆっくりご希望を確かめながら、ご改装工事プラン打合せは進みました。

ご主人様の御希望は、開放的な窓、窓から渡る心地よい風。

そこで、建具を壁の中に引き込み、1階は『贅沢なワンルーム』として提案しました。


プランご説明のために、簡単な模型も作りました。

お忙しいT様ご夫婦のご一緒の時間。少しでもご検討いただけるように。



風は流れるか?

外部からの視線はどうか?

キッチンに立った時の見え方はどうか?

リビング西面の建具はどう見えるか?高さはどうか?



キッチン背面収納、キッチンダイニング側の収納との一体感。

2次元の図面より、わかりやすいと思います。(模型の隙間は、気にしない)

手元を隠すダイニング側収納のデザインはどうするべきか?収納重視?オープンの部分も?

イメージしながら、収納も具体的に。その奥行や、棚の枚数を想定して。

自由度が高い特注家具として、山田別注ステンレスさんが作製してくださることになりました。


模型の壁は取り外し可能につくりました。

どの方向からも視点を変えてご検討いただけるように。

カーテンのスタイルやその納まり、照明手法も同時に検討していきます。


リビングからの建具は、全て引き込み戸にして、壁を10cmほど前に2重に。

間接照明をその増えた厚み分の壁の上部に仕込み、天井を柔らかく照らすように提案しました。

ダイニングテーブルを照らすペンダントは、奥様のお好みのもの。

手作りのガラス。製作納品に2か月かかる逸品です。

天井からすっきりと吊られたドレープに、集光したダウンライトで灯りのアクセント。




間接照明は調光可能、光の量を加減できます。

ペンダントは調光調色ができます。本を読むときは白い光に、お食事の時は和やかな色に。

カーテンを照らし、TVの背面を照らすユニバーサルのダウンライトは、調光可能。

眩しくないこと、大切なことです。変化出来ること、家具も灯りも、嬉しいです。

フィスバの光沢のある生地が、灯りでまた一段と映えます。



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