◎日々のこと
2021.9.5 | ローラアシュレイが映える「終の棲家」- S様邸ご改装のこと(1) |
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2021年1月末、インテリアコーディネートを含むフルリフォームデザインのご相談・デザインご依頼を
頂戴しました。
S様のご自宅にまず伺い、ご希望をヒアリング。
お手持ちの家具や、飾りたい絵額、そのサイズも確認し記録しました。
いまお住まいになっているお部屋でお話をうかがう作業は、
暮らしのこと、これからの暮らしのことを十分に理解して提案を進めるための基本です。
3時間ほど、濃い時間はあっという間に過ぎました。
S様の『理解してから進めてほしい』という願いを受け止める作業。
小さな一つ一つのこと、大切なことだと思います。
・ お手持ち家具が映えるように(家具配置等検討提案)
・ お手持ちのカーテンも生かす
・ お手持ちの照明器具も生かす
・ 間接照明、スタンドの灯りで寛ぎたい・・・光の濃淡で安らぎを感じるように
・ 収納を充実させたい
・ 水回り設備(キッチン、浴室、洗面、トイレ)の提案
・ 床・壁・天井 の内装仕上げ提案
・ 神棚の位置検討
・ 畳のコーナー(リビングと繋ぐ)、床の間的スペースが欲しい
・ 書斎コーナー
・ お手持ち家具の配置のご相談
・ 災害時必要な準備物、大切な思い出の品々・・・ もののこと
お忙しい中でまとめて、ご希望をはっきりとお伝えくださいました。
「時間はかかっても、お互い納得しながら進めたい・・・」 S様のご希望でした。
離れて暮らしていらっしゃるご家族にも、メールでご提案・ご相談内容を同時発信。
単身赴任でいらっしゃるご主人様、愛媛にいらしてもなかなかお目に掛かれないご子息様。
画像やPDF資料、サンプルも出来るだけ同じものをお届けしました。
コロナ環境の中で、いかにわかりやすくご説明しご納得いただけるか・・・
今回の課題でもありました。
ご改装前の間取りです。
明るい床に濃い建具。
シンプルモダンな内装でした。
丁寧なヒアリングのアプローチはもちろん必要です。
「プロ」に任せきりも、違うように思います。
S様のこだわりに応えながら、想像を少し超えた仕上がりを目指したいと思いました。
お手持ちの家具やカーテン、照明器具にマッチさせて、
空間に深みを持たせて仕上げたいと思いました。
【ご改装前】