◎日々のこと
2022.1.5 | M様邸 仕上がりました |
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2021年 クリスマスイヴ
M様邸、2階に続いて1階部分も仕上がり、お引渡しとなりました。
仕上がった風雅さん製作の特注ミラーを預かりに、工房に伺いました。
9面に分かれ、立体的に奥行きのある額縁風な作り。
家具とのバランス、取付位置も想定して仕上げていただきました。
工房で仕上がりを確認して、しっかり養生。
仕上がったM様邸に納めます。
(風雅さんご夫婦:工房にて)
2階リビング、お手持ち家具上部の壁面に、
家具の引手のデザインと額縁の仕上げが相性よい感じに納まりました。
あらかじめ額の位置に下地を準備し、工務店さんがしっかりと取り付けてくれました。
飾る、置く、映す・・・家具とミラーのいい関係が嬉しいです。
1階のトイレ。
引戸に変更しました。
アクセントクロスは山吹色にグレーシルバーの植物柄。
柔らかな曲線。和にも洋にも馴染む、気品ある優しい柄です。
1階和室。
床の間や柱、天井などの材はそのまま残しました。
窓サッシを新規入れ替え。明るく、開け閉めもスムーズになりました。
内障子は、新しい窓に合わせて製作。
障子紙は、破れにくい和紙調のものに。
雨漏りの染みがあった回り縁や柱は、洗って磨き、綺麗になりました。
襖も貼り換え、穏やかな色の萩の模様の襖紙に貼り換え。
萩は秋の七草のひとつ。
万葉集にたくさん詠まれ、昔から日本人の心にあるもの。
東京松屋さんの江戸唐紙です。
私達は伝統の色や模様に囲まれて、また穏やかな気持ちになれるような気がします。
壁も塗り替え、畳も新しくなりました。
畳表はダイケンの和紙畳。
畳縁はひし形の連続の字模様。
そこに可憐な花が中にある亀甲が散っています。
人は、模様に健康や長寿、子孫繁栄や魔除け、安定などの願いを込めます。
青海波、麻の葉、籠目、七宝・・・しつらいの中に溶け込んで暮らしを彩ります。
M様との始まりは、サイトからのご連絡、ご寝室の家具配置のご相談でした。
家具配置変更のアドバイス、ご寝室のインテリアリフォームから、
続いてキッチンを含む2階部分、そして1階のトイレ・和室へと続きました。
M様の3回に渡るご改装、長いお打ち合わせにお付き合いくださり、ありがとうございました。
ご提案と同時に進めてくださった、懐かしいものの整理片付け。
たくさんのものを「断捨離」してくださいました。
これからの暮らしを見据え、ご準備くださったこと、その時間と労力と覚悟に感激でした。
新しくなったお住まいでのM様の暮らし・・・
M様の好きなものに囲まれ、喜びに満ちた穏やかで充実した時間となりますように願っています。