◎日々のこと
| 2024.10.22 | しつらひ の風景(2) |
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衣服や焼き物、美術工芸品など、暮らしの中に幅広く描かれている伝統の文様・・・
何気なく暮らしを彩ってくれています。
時代や宗教、地域や民族、さまざま違っても、
ひとは文様に願いを託し、祈りを重ねてデザインしてきたのです。
西アジアの遊牧民によって生み出されてきた手織りのキリムの文様も、
身近な自然や動物などをモチーフとして、直線的幾何学的。
繁栄、豊穣、健康や安産など・・・様々な願いが込められた個性的な文様です。

日本、東北地方に多く見られる「刺し子」。
綿が貴重だった時代、大切に布をちくちく重ねて、
布を丈夫にしながら、補強と保温のための伝統の手仕事。
ひと針ひと針に、健康・繁栄・豊作・・・の願いを込めた文様が描かれました。
民族、時代、宗教は違っても、ひとの願いや祈りは同じ。
実際、日本の刺し子に使われた文様とキリムの文様が、よく似たものがあること、
不思議だけど納得できます。
